黒猫の水曜日」の著者です。

川越スカラ座をモデルとした映画館の物語。
映画館の裏側などが詳細に書かれていて、作者の映画館に対する想いが伝わります。
衰退する映画館産業とそれを愛する人達。

この作品を読むと小さな映画館に行きたくなるかもしれません。

内容紹介
川越の路地裏に佇む、古ぼけた小さな映画館–テアトロ座。
出不精、怠け者、モラトリアムの権化と謳われた大学生の俺–斎藤三郎太は、
同級生に強引に連れていかれたテアトロ座で、受付にいた少女の蒔村夏姫に恋をしてしまう。
映画などほとんど観ていなかったが、彼女と近づきたい一心でアルバイトを申し出た俺は、テアトロ座や映画をとりまく意外な現状に直面し–。
映画と映画館を愛するすべての人に贈るシネマティック青春ストーリー。